没ネタです

「ク、クリスちゅわ～～ん！！
今オジサンが助けるヨオオオオオ！
このハートを受け取ってええええええ！」






話は５分前にさかのぼる。


「ふふふ・・・
今日は憧れの美少女、
クリスティーナちゃんとデートの日なのだ。
健気にメールを送ってくれるものだから、
オジサンついジャニ系って鯖読みしちゃったが・・・
まぁよい、イケメンというのは嘘ではないからな

作画崩壊しないように気をつけて・・・・
クリスちゃんとイチャイチャするぞぉ！」







「しかしなぜ私もご一緒なのですか」

「バカモノ！そんなことも分からないのか！
いいか、デートというのは！キャッキャッウフフ♪
してるところを他人に見せ付けるものなのだ！

「それはあんたの脳内世界の常識だろ
現実はそんなキモくないわ」

「え・・・？そうなの・・・？
っていうか何タメ口してんの！馬鹿！最低！」






「あ～もうこんなヤツつれてくるんじゃなかった。
折角のデートだってのに、萎え萎えだ」

「ウダウダ言ってんじゃねぇ。
そら、待ち合わせの場所についたぞ。
見苦しいから早く降りろ」

「どんどん口調悪くなってるよこの人・・・。
こんな人一緒で大丈夫かな・・・。
ん・・・？なんだあれは？
待ち合わせ場所に先客が・・・？」






「・・・三人で来たのはいいが、一人だけ
オヤジ顔のブサメンなのはまずくないか？」

「はぁ？オヤジ顔？誰だよそれ」

「自分の顔を鏡で見たことないのか」

「・・・あのなあ・・・これは作画崩壊なんだよ！
俺はオヤジ顔でもなんでもねぇ！」

「・・・二人とも」
「あぁ？なんだよ今取り込んでるってのに・・・」







「思い切ってイメチェンしたんだけどイケてると思わないか」

「お前のその自信はどっからくるんだよ・・・」

「さっき会った小さな女の子が、
ボクのこと怯えた目で見ていてね。
ボクがイケメンすぎて腰を抜かしたに違いない。
つい興奮するとこだったよ」

「どうでもいいけど気持ち悪いからあっち行ってくれ」

「ちぇっ、気に入ってるのに・・・
この良さがわからないかな・・・」










「な、なんだあいつらは！？
何故クリスちゃんとの待ち合わせ場所に男が！」

「あんたがキモいオッサンだってのがバレて、
若い男に乗り換えたんじゃねーの？」

「な・・・なにぃ・・・！？
あ・・・クリスちゃん！！！」